仮設プロ2

 『仮設プロ2』は仮設の計算と作図をシームレスに行えるようシリーズ化しました。ライナープレート、仮設立坑図、山留計算、グラウンドアンカー、タイロッド控え杭の5つのプログラムから構成されています。
  入力されたデータは、入力時及び計算開始直前に、各状況下で判定でき得る限りのチェックを行い、エラーがあった場合は、その個所とエラー内容を示すことで利用者の無用な負担を軽減し、設計に集中できるよう配慮しています。また、計算結果は、印刷イメージのまま画面でプレビューすることができますので、資源を無駄にすることなく、トライアルを繰り返すことが可能です。

ライナープレート

ライナープレートの安定計算および作図を行います。計算では、水位の考慮および最下段部の基礎コンクリート支持などを選択することができます。作図では、部材の前後を考慮した2.5次元の作図を行うことができます。
計算、作図は以下の2タイプを選択して使用することができます。

タイプ

小判型ライナープレート
円形ライナープレート

作図も計算と連動していることから、計算で用いたデータに作図特有のデータを入力することで、土木設計者用CAD『陣』互換ファイルまたはDXFファイルを容易に作成することができます。

仮設立坑図

仮設立坑図の作図を行います。使用部材を入力することで前後を考慮した2.5次元の作図を行うことができます。
作図は以下の2形状、2矢板種別を選択して行うことができます。

形状

矩形立坑タイプ
連続タイプ

矢板種別

鋼矢板締切りタイプ
親杭横矢板タイプ

作図は、土木設計者用『陣』互換ファイルまたはDXFファイルを容易に作成することができます。
また、データは、『山留計算』プログラムの計算結果を取り込むことができますので、計算と連動する場合は、作図特有のデータのみを入力することで作図を行うことができます。

山留計算

山留安定計算を慣用法により行います。
計算は以下の2タイプ、2形式、4規準を選択して使用することができます。

タイプ 中規模(支保工)タイプ
小規模(自立)タイプ
形式 矢板締切り形式
親杭横矢板形式
検討規準 日本下水道事業団規準
日本道路協会規準
首都高速公団規準
土木学会規準
グラウンドアンカー

土留アンカーにおけるグラウンドアンカーの設計計算を行います。山留計算より得られたアンカー取付位置の水平力から、アンカーを決定します。以下の範囲の検討を行うことができます。

記号 アンカー材の決定
記号 アンカー自由長と定着長の決定
記号 構造物としての滑りに対する安定計算
記号 腹起し(H鋼)部材の決定

水平力は『山留計算』プログラムの計算結果からインポートできますので一連の作業として行うことができます。

タイロッド控え杭

タイロッド式矢板壁工法におけるタイロッド控え工の設計計算を行います。山留計算より得られたタイロッド取付位置の水平力から、タイロッドおよびH鋼控え直杭を決定します。以下の検討を行 うことができます。

記号 控え直杭(H鋼)の決定
直杭としての検討、矢板との設置間隔が不足する場合は突出杭として検討。
記号 タイロッド径の決定
記号 腹起し(溝形鋼)部材の決定

水平力は『山留計算』プログラムの計算結果からインポートできますので一連の作業として行うことができます。


 実行するためには

『仮設プロ2』を実行するには以下の環境が必要です。

ハードウェア

Windows98/ME/2000/XP日本語版が動作する環境。
必要ディスク容量 12MB。必要メモリ128MB。
Windows98/ME/2000/XP日本語版がサポートするA4サイズ印刷可能なプリンタ。
解像度800×600以上、カラーパレット256色以上(High Color16ビット以上推奨)表示可能なディスプレイ。

ソフトウェア

Windows98/ME/2000/XP日本語版。

*Windows2000はServicePack3以上が必要です。  
*Windows2000/XPにインストールするには管理者権限でログオンする必要があります。

 インストールの仕方

KasetsuPro2.EXEを実行してインストールしてください。 インストール時、以下6つのコンポーネントの選択ができます。
記号 ライナープレート
記号 仮設立坑図
記号 山留計算
記号 グラウンドアンカー
記号 タイロッド控え杭

 ファイルサイズ

約12MB (全コンポーネントを選択時)

 使用上の注意

デモ版につき、印刷結果は[デモ版]の文字が印刷され、計算結果のエクスポート及びデータの保存は行えません。


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